整体院の経営では時に患者さんの数を減らす必要があるのと同様に、患者さんを捨てなければならない時も必ずあります。
どんなに態度が悪くてクレーマーのような患者さんでもわざわざ足を運んでくれる大切な患者さんであることに変わりはないと言って、いつまでも患者さんを捨てる決断ができない経営者は、繁盛院を築くことはできません。
患者さんを捨てることができない経営者は、その時点でそれ以上成長することができないのです。


捨てるべき患者さんの存在
患者さんの中には、院に不利益を与えるような人が必ず存在します。
またはこれからそういう患者さんが来るかもしれません。
例えば受付スタッフへ暴言を吐く、少しの待ち時間にもすぐにクレームを入れる、大声で騒いだり怒鳴ったりする、こちらの注意に耳を貸さない、治療への指示をしてくる、治療家の言うことを無視する、予約の日時を守らないなど、こんな患者さんは「大切な患者さん」とは言えないでしょう。
このような患者さんは、こちら側から捨てる姿勢が必要です。
どんな患者さんでもとにかく受け入れる姿勢では、このような不利益を与える患者さんがどんどん増えていってしまいます。
そうするとスタッフの負担や心労が増えたり、本当に大切な患者さんにも迷惑が掛かってしまうことになります。


患者さんを捨てることができるのは自分だけ
真面目な経営者ほど患者さんを捨てることに抵抗を感じるものですが、実際に患者さんを捨てることができるのはスタッフではなく経営者であるあなただけということを忘れてはいけません。
毎日真面目に働いてくれているスタッフと理不尽なことばかりを口にする患者さん、どちらの方が大事ですか?あなたにとって大切なものを守るためにも、時には特定の患者さんを捨てる決断も絶対に必要なのです。
あなたの院は、あなたが守らなければなりません。


患者さんを捨てられない結果が招く事態
さらに、真面目な治療家はこのような嫌な患者さんと接して、その嫌な感情を引きずったまま次の患者さんを診てしまうことがよくあります。
これは絶対にやってはいけないことです。
嫌な気持ちを抱えたまま治療された患者さんの満足度は確実に下がります。
治せるものも治せなくなります。
治療家の治療の質を下げる恐れのある患者さんの存在は、一刻も早く消さなければ多くの患者さんに迷惑がかかってしまうのです。
それが分かれば、患者さんを捨てることへの罪悪感も減るはずです。
決して自己都合で患者さんを選んでいるのではありません。
捨てるべき患者さん、捨てなければならない患者さんというのは必ず存在してしまうものなのです。


患者さんを捨てることは、院の繁盛や治療家のモチベーションの維持のために避けては通れないものです。
嫌な患者さんを診続けるのはもうやめましょう。
何が大切か、あなたが守らなければならないものは何かを、もう一度確認してみてください。