整体院を初めてオープンさせて、最初は自分の思うような売り上げに達しないケースは珍しくありません。
むしろ最初から自分の思い描いていた通りの経営をする方が難しくレアなパターンだと思います。
いくら良いイメージを思い描いて、開業前にできる限りの対策を行って準備万端の状態に整えていたとしても、実際に院をオープンさせてみると様々な問題が生じるものです。

最も大きな問題としては、思っていたよりも患者さんが来てくれないことでしょう。
最初の月はこれくらいの患者さんが来てくれると良いなと思っていても、その半分にも満たないことはよくあることです。
当然、患者さんが来てくれなければ売り上げは伸びません。
出だしから売り上げが落ち込むと、気持ち的にはかなり焦ると思います。
どうにかして来院数を増やす対策を考えるのは良いことですが、その対策がかえって逆効果になってしまうパターンがよくあります。

途中から値下げキャンペーンなどを行う

患者さんをどうにか集めたいと思った時、まず頭に浮かぶのが値下げです。
価格を下げて初診のハードルを下げると、実際にそれに食いついて来院する患者さんは多少増えると思います。
しかし、これの何がいけないかというと、値下げする前に足を運んでくれた最初の患者さんの不満につながることです。
値下げキャンペーンを行うならオープン当初からやっていなければ、値下げ前に来院した患者さんは確実に損をした気持ちになるでしょう。

また、後から値下げに食いつく患者さんは、値下げが終わったらそのまま来なくなってしまう人が多いものです。
大切にしなければならない最初の患者さんたちの不満につながるようなキャンペーンなどを途中から行うのは、長い目で見るとリスクの方が高くなってしまうケースが多いのです。

目の前の結果ばかりにとらわれてしまう

もちろん、オープンした月に患者さんが何人来てくれたか、売り上げがいくらあったかなどを把握することは大切です。
しかし、1カ月間の結果よりも1年間、2年間、3年間と長い目で結果を考えることの方が何十倍も重要なことです。
最初は思うようにいかない、売り上げが伸び悩むのが当たり前です。
そういう時こそ、まずは来てくれた患者さんのことを大切にすることを第一に考えることで、患者さんがリピーターになり、紹介や口コミなどで評判が広まってどんどん患者数も増えていくものです。

売り上げが少ないからと言って売り上げのことで頭がいっぱいの状態では、いつまで経ってもその状況を抜け出すことはできないでしょう。
必死過ぎて開業当時の夢やビジョンを見失ってしまう経営者が大勢います。
焦らず長い目で物事を考えられるよう、できるだけ開業前に体勢を整えておくことが必要です。


もちろん、オープンして早々に順調に経営が軌道に乗るケースもあります。
しかし、最初がうまくいっているからと言って1年後にその状態を維持できているかどうかは分かりません。
それと同じように、最初うまくいってなくても数年後に繁盛店になっている整体院もあるのです。
諦めず、焦らず、余裕を持った経営があなたの未来を変えてくれると思います。