私は毎年年末が近付くと、この1年を振り返り、そして来年の目標を立てます。
これは1年間の分析をして次につなげるために必要な作業で、経営者ならば必ずやるべきです。
特に年末にこだわらず、毎年自院開院した月、自分の誕生日など、1年間のうちに1度好きなタイミングに決めてもらって構いません。
ただし年が変わるタイミングは、なんとなく1年間のまとめをして来年も頑張ろうという気持ちにするのに最適だと思うので、私は毎年年末にこの分析作業を行うようにしています。

1年間を振り返る

これはなんとなくこんな1年だったな、という振り返り方ではなく、きちんと数字や自分自身を見つめて、しっかりとまとめる作業です。
それなりの時間や手間がかかりますが、それくらいしっかりと振り返らなければ、ただ思い出に浸っているだけになってしまいます。
1年前と比べて自院の何がどう変わったか、患者数の水位、リピート率の見直し、自分が行った対策がきちんと結果として現れているか、そして自分自身の行動や成長はどうだったかなど、可能な限り多くのデータを集めてまとめましょう。
きちんと分析することで、1年間の院の様子が見えてくるでしょう。
自分の感情や迷い、悩みなどは時間が経つと忘れてしまいやすいので、その時々でメモをしたり記録する癖をつけておくと、1年に1度の振り返り作業の時に役立ちます。

次の1年の目標をたてる

どんな1年間だったかが見えてきたら、次にこれからの1年間をどんな1年間にしたいかを考えましょう。
もっと必死に頑張る時期なのか、ある程度落ち着いて経営を進める時期なのか、過去のデータを振り返って未来の形を思い描きます。
これは仕事中や何かの合間にやるのではなく、自宅や部屋にこもって集中して考えてみてください。

自分自身としっかり向き合う時間を確保することで、自分のビジョンを見失わずにモチベーションの維持につながります。
できるだけ具体的に、ここをこうしたい、もっとこうなるのが理想、自分のここを改善したいなど、しっかりと考えてこれも書き出してまとめてみましょう。
振り返ることも大切な作業ですが、先のことを考えるのはもっと大切なことです。
意外と振り返りだけで済ませてしまう院が多いようなので、しっかりと目標を立てる作業まで気を抜かずにやりましょう。


経営が長くなればなるほど、このような地味な作業は省略されがちです。
しかし、1年に1度のこの作業で、必ず自院の未来につながる何かを得ることができるのです。
これがいつまでも自院を、そして自分自身の成長を続けさせる秘訣です。