長い経営の中で集患のために様々な対策を行うと思いますが、特に注意しなければならないのが値下げや割引のキャンペーンです。
値下げにつられて来院患者数が増える効果はありますが、実は長い目で見ると値下げをしたことによって患者さんを失う結果を招いてしまうことも珍しくありません。


途中から行う値下げキャンペーンに要注意!
例えばオープニングキャンペーンなどで値下げのキャンペーンを行った時、その値段の安さにつられて来た患者さんはどうしても通常の料金に戻った時に来なくなってしまう人が一定数います。
これはなんとなくイメージできる経営者も多いと思いますが、もっと危険なのが途中から料金の一時的な値下げを行うケースです。
患者数が落ち込んだ時に値下げをして患者数を集める方法は効果的ですが、値下げをいつまでも続けるわけにはいかないでしょう。
途中から行った値下げキャンペーンをやめた時、新規の患者さんだけでなく今まで通ってくれていた患者さんまで来なくなってしまう可能性があるのです。


中途半端な値下げはもともとあった通院意欲を失わせる
人間は、好きで自ら望んでしていた行動に値下げや報酬などの外発的動機を与えられることによって、もともとしていた内発的動機のやる気がなくなってしまうという現象が起きることがよくあります。
通常の料金で通っていた患者さんが、何度か値下げの料金のお得感を味わうことで、元の料金に戻った時に損をしたような気持ちになってしまったり、整体院に通うこと自体の意欲が失われてしまうのです。
つまり値下げキャンペーンによってせっかく通ってくれていた患者さんのやる気を失うことになってしまうということです。
良かれと思って行った値下げや報酬が、せっかくの患者さんの動機を阻害してしまうことがあることを必ず頭に入れておきましょう。


大切なのは、値下げが終わった後にも継続して患者さんが通ってくれる状態をしっかりと整えておくことです。
一度うちに来てもらえば必ずまた来てもらえる!この自信がなければ、値下げや割引は結果的に患者数を減少させてしまうことになります。
人間は目の前のお得や幸福に飛びついてしまう生き物です。
これを上手く利用できるか、むしろ逆効果に結び付けてしまうかは経営者としての力が試される部分でもあります。
そして経営者側も目先の患者数アップにばかりとらわれず、将来的にあの時値下げキャンペーンをして良かった、その結果来院患者数の増加につながったと言えるような集患を行ってください。