治療家として、今までに何度も参考書を開いて数々の知識を身に付けてきたと思います。
学校や実際の現場で治療技術を教わったり、セミナーに参加して様々なことを学んだりしてきたことでしょう。
このような学ぶ姿勢、学び続ける姿勢は、治療家として今後も持ち続けてほしいものです。
しかし、学ぶということを勘違いしている治療家も多く、学び方を間違えると治療家として成長できないケースがあります。

勉強すればするほど中途半端な治療家が育つという危険性

参考書をたくさん読んだから、セミナーに何度も参加したから、それだけで学んだ気になっている、成長した気になっている治療家がいます。
あらゆるジャンルの本を読み、あらゆるジャンルのセミナーに参加し、かえって自分が何をしたいのか、どんな治療家になりたいのかを見失ってしまうというケースは珍しくありません。
若いうちは様々なことを学び、様々な経験をしてあらゆる可能性を広げることも大切ですが、やはりどこかのタイミングで自分はどんな治療家になるのか、どんな治療法でやっていくのかを定めなければなりません。

ここをうやむやにしてしまうと、何を学んでもしっかりと自分に吸収することができない、中途半端な治療家になってしまいます。
参考書はとにかくたくさん読めば良いというわけではなく、セミナーも数多く参加すれば良いというものではないのです。

自分の治療法を確立することの重要性

例えば、スーパーで買うお肉よりもお肉屋さんで買うお肉の方が、品質が良く美味しいというイメージがあります。
ファミレスで食べる蕎麦よりも、老舗のお蕎麦屋さんで食べる蕎麦の方が美味しいと思うでしょう。
治療家も、自分の治療術をある程度定めることで、治療家としての価値を上げることが可能になります。

「何でも治せます」よりも、「首・肩・腰の痛みならお任せください」
「スポーツをする人のメンテナンスをします」
「身体のゆがみが気になる場合は当院へ」

など、自分が得意とする治療をアピールすることで自分のファンを増やすことができるようになります。
全ての患者さんを満足させる治療家を目指すより、自分が治せる患者さんを大切にする治療家を目指す方が、現実的かつ合理的です。


私は、時短治療という治療法で自分の治療家としての地位を築き上げました。
あらゆる治療法を片っ端から習得するより、これ!と決めてそこに全力を注いだ方が、成功率はアップします。
ある程度的を絞ることで、自分の治療技術の向上も効率化し、治療家としてのレベルも上がっていくものです。
自分はどんな治療家になるのかをしっかりと決めて、それに重点を置いた学び方を続けていきましょう。