患者さんに定期的に通ってもらうということは、患者さんを固定化するということです。
言い換えると、患者さんにとってのかかりつけ整体院になることが目標です。
多くの患者さんをしっかりと固定化につなげることができると、当然それが患者さんのリピート率の向上となって結果に表れます。
初診の患者さんはまだ固定化ができていないため、自分がこの院と、この先生と合っているかどうかを見極めている段階です。
あなたも自分で自分の通う病院を決める時、特に通い始めの頃は迷ったり見極めたりすることがあるでしょう。
そこからどうやって今後も選んでもらえる院になることができるか、固定化してもらえるかを、経営者として全力で考えてください。


「腕が良いから患者が増えない」は絶対にありえない
「私は治療の腕が優れているから、患者さんをすぐに治してしまってなかなか患者数が増えないんだ」と得意げに話す治療家をたまに見かけますが、これは患者さんの固定化の本当の意味を分かっていない人が言うセリフです。
「治療が優れている=患者さんが増えない」という考え方では、繁盛院を生み出すことは絶対にできません。
この考え方をする治療家は、患者さんの固定化を、経営のために不要な来院を促していることととらえています。
この解釈が、患者さんを遠ざける大きな原因となっていることに気が付いていないのです。


「また来てもらう」のは経営のため?
整体院に来る患者さんの症状は、人によって様々です。
数回の通院でほぼ改善する人もいれば、数カ月かけてじっくりと治していかなければならない人もいます。
そんな中で、例えば症状が良くなった患者さんに再来を促すことが、自分のため、経営のためにやっていることだとしたら、それは当然うまくいきません。
あくまで「また来てもらう」のは、患者さんの体のことを考えた上での提案です。
儲けのことを考えて患者さんに来てもらおうと思っていると、その本心は患者さんに見抜かれるためリピート率がアップすることはないのです。
患者さんのことを思って「また来てください」と言うことが、実は意外と難しいことだったりします。
しかし、それができると患者さんの固定化が実現し、患者さんは何かあるとすぐに来院してくれるようになります。

患者さんの固定化は、経営のために行うものではありません。
患者さんの快適な生活を守るための身体づくりの手伝いをするために、再来を促すのです。
それが結果的に整体院の経営のためにもなります。


患者さんにとってのかかりつけ整体院になることを目指した対策を考えましょう。
決して経営のことで頭がいっぱいの状態にならないようにしてください。
苦しい時こそ、患者さんのことを考えた行動が整体院の経営を支えてくれるはずです。