患者さんとのコミュニケーションをいかに上手く取れるかで、患者さんのリピート率に大きな違いが生じます。
いくらこちら側が心を開いていても、患者さんも同じように心を開いてくれなければ、良い信頼関係を築くのは難しくなってしまいます。
患者さんの中には、他人と話すことに苦手意識を持っている人もいるでしょう。
緊張や人見知りをしやすい人は、いくらこちら側が頑張ってコミュニケーションを図ろうとしても、それがかえってストレスを感じさせてしまう恐れがあります。
そんなコミュニケーションを取るのが苦手な患者さんに心を開いてもらうことができるコミュニケーション能力を、治療家側が身に付けることで、患者さんのリピート率を大きくアップさせることができるようになります。

患者さんに「はい」と言わせるコミュニケーション術

簡単に患者さんの心を開くコミュニケーション術があります。
それは患者さんとのやり取りの中で、できるだけ患者さんに「はい」と言わせることです。
例えば、最初から「どこが痛みますか?」と聞くのではなく、問診票などの情報からある程度患者さんが痛みを抱える部分を把握して、「ここが痛むのですね」という問いかけに変えることで、患者さんは「はい、そうです」という答え方ができるようになります。

治療中も、
「ここを動かすとどうですか?」
「痛みはどうですか?」

ではなく、

「ここを押すと痛みますね?」
「こうすると少し楽になりますよね」
「前回よりはだいぶ良くなってきましたね」
など、患者さんが「はい」と答えられる問いかけを繰り返しましょう。

「ここに座ってください」
「荷物はここへ置いてください」
「ゆっくりと起き上がってください」
などのセリフも、患者さんが「はい」と言う機会を増やすことにつながりますのでどんどん言ってください。

「はい」と繰り返すことで患者さんの心を開く

「はい」つまり「YES」と声に出すことで、患者さんの否定的な感情を打ち消して「賛成です」という気持ちを高めていくことができます。
「いいえ、違います」と何回も言わなければならないやり取りで患者さんの心を開くことができないのは当然です。
「はい、そうです」と、何回も何回も患者さんに言わせるようなコミュニケーションを意識してみてください。
すると、最後の「また来てくださいね」という次回の約束に対して「はい」と患者さんが言いやすい流れをつくり出すことができます。


これは患者さんの心を開くためのテクニックです。
会話のやり取りを工夫するだけで、患者さんのリピート率を上げることができるのです。
あなたの問いかけは、患者さんが「はい」とたくさん言うことができるものになっていますか?
短い時間の中で患者さんに「はい」と繰り返し言ってもらえるような話し方を身に付けることで、患者さんのリピート率のアップにつながります。