整体院に来る患者さんは、腰痛や肩こり、そのほか体に様々な不調を抱えています。
体が痛い、調子が悪いといった症状のせいで、精神的にも弱っている人が多いです。
だからこそ、痛みを取り除くだけでなく、心のケアまでしてあげる必要があります。
整体院に通うことが心身のリラックスやストレス解消の一つの手段になれば、患者さんのリピートにつながっていきます。
そのために、患者さんとのコミュニケーションが非常に大切になってくるのです。


しかし、この患者さんとのコミュニケーションも、一歩間違えばマイナスの面を生み出してしまいます。
整体院における患者さんとのコミュニケーションで重要なことは、「患者さんの話をよく聞かないこと」です。
よく聞く、ではなく、よく聞かない方が、患者さんとの良い関係を保てます。
なぜ、患者さんの話を聞きすぎてはいけないのでしょうか。

1. 施術は黙って行う方が集中できる
仕事や勉強をする時、人とおしゃべりしながら行うのと、一人で黙って黙々と作業するのとでは、どちらの方がはかどりますか?
当然、黙って作業する方が目の前のことに集中できますし、作業効率はおしゃべりしながら行った時と比べて向上するでしょう。
整体院における施術の場合も同じです。


説明をしながら施術を行うことはある程度必要ですが、コミュニケーションを図ろうと世間話をしながら施術していると、施術のパフォーマンスのレベルの低下につながります。
患者さんと話すことも大切なのですが、まずは良い施術で体の不調を治すことが求められる中で、行き過ぎたコミュニケーションは逆効果になりかねません。
話す時は話す、施術の前後に患者さんとしっかり向き合ってコミュニケーションを取り、施術中はあまり無駄なおしゃべりはしない方が賢明です。

2. 余計な口出しをしたくなってしまう
患者さんの話に耳を傾ければ傾けるほど、あれこれ自分の意見を述べたくなってきます。
「それは○○した方が良い」などとアドバイスされることを、多くの患者さんは求めていません。
ただ自分の話を聞いてほしいだけなのです。
あまり患者さんの話にのめり込みすぎない方がうまくいきます。
うんうん、とうなずいて聞けるぐらいの話の聞き方が、治療コミュニケーションに必要な姿勢です。
整体院での患者さんとのコミュニケーションは、「聞いているようで実は聞いていない」で良いです。
聞き流すことでコミュニケーションがうまく取れます。


しかし、これが意外と難しく、親身になって聞き入りすぎてしまったり、聞いていないと思われて患者さんとの信頼関係が築けないケースがほとんどです。
繁盛している整体院は、先生が患者さんの話を上手に聞き流すことができています。
何でも受け止める必要はないのです。
それでいて、聞き流していることを患者さんに分からないように隠す必要があります。
実際やってみるとなかなか難しいかもしれませんが、これが整体院を繁盛させるコミュニケーション能力のうちの大切な1つです。
あなたも今日から患者さんの話を上手に聞き流す力を身に付けていきましょう。