整体院の経営に慣れてきた頃、忘れてしまいやすいのが患者さん目線で物事を考えることです。
開院前やオープン直後は、患者さんがなにをすれば喜ぶか、どうしたら満足してくれるかを必死に考え、それを一つでも多く実行してきたはずです。
しかし、ある程度院に来てくれる患者さんの数が増えて経営が安定している時には、どうしても当時の“患者さん目線”を見失ってしまう経営者が多いのです。

自分が患者さんだったらどう思うか、どう感じるか。これは整体院の経営を続けていく限り常に意識しておかなければならないことです。
しかし経営者の多くは、患者さん目線の考え方や対策が自分にはできていると思っていて、実は案外不足しているというケースが非常に多いのが現実です。
やはり環境に慣れていくことで、初心を忘れて患者さん目線で物事を考えることを忘れてしまっている経営者が多いのです。


“患者さん目線”の欠落が招く結果とは
繁盛院の経営者の話を聞いていると、例外なく患者さんのことを1番に考え、患者さんが喜ぶこと、安心することへの探求を常に続けています。
これくらいで良いだろう、と患者さんの満足に対して勝手に終わりを決めることは絶対にありません。
なぜなら、患者さんも経営者と同じように院の環境に慣れていったり、時代の流れに合わせて患者さんが求めてくるものも変わっていくからです。
最初は目新しく新鮮味のあったサービスも、時間が経てばそれは患者さんにとって当たり前のサービスへと変化していきます。
そのため、経営者側は常に新しい何かを患者さんに提供し続けることで初めて、患者さんはいつでも十分な満足感を味わって帰ることができます。
患者さんの変化に合わせた経営を続けることができなければ、そのうち患者さんは新しいものやさらに上のサービスを求めて他院に流れていってしまうものです。


整体院の経営者が意識するべき“患者さん目線”のポイント
経営者が意識するべき“患者さん目線”には、いくつかのポイントがあります。

1.来院した際の一連の流れ(入り口を開けてスリッパを履くところから会計を済ませて帰るところまで)を自分で実際に行ってみる。
2.若い人からお年寄り、男性や女性、子連れの患者さんなど、自分に当てはまらない層の患者さんの気持ちまで考える。
3.常に新しさ、新鮮さを意識して飽きられない院づくりを続ける。
4.時代の流れに敏感に反応し、その時その時の患者さんのニーズに対応する力をつける。

なんとなくで患者さん目線を考えていても、実際にそれが患者さんにとって満足できる形にまで達していないことは非常に多いものです。
患者さん目線の考え方は、院の経営の支えになるとても大切なものです。
日々の慣れや安定の中でこの意識が薄れてしまうと、経営はあっという間に傾いてしまうこともよくあります。
徹底した患者さん目線の意識を、絶対に忘れずに経営を続けてください。
どんな時でも患者さんのことを1番に考えることができる経営者が、院を長く繁盛させることのできる経営者です。