整体院の運営は、患者さんがいなければ成り立ちません。
経営を長く続けていると、来院してくれる患者さんの数が順調に増える時期と、思うように増えない時期があると思います。
もちろん、患者数を増やすことは整体院の経営を続けているうちは常に重要項目で、来院患者数が減ってしまったらその度に何か対策を考えて乗り越えていかなければなりません。

しかし、実は繁盛院の経営者はいつでも患者数を増やすことばかりを考えていないものです。
患者数がなかなか増えない時期だけでなく、順調に増えている時にまで、「もっともっと患者数を増やしたい」と思ってしまいすぎるのも、後々経営状態を悪化させてしまうリスクを高める恐れがあります。


患者さんを増やすばかりが良いとは限らない訳
来院患者数は、いつも増やすばかりが良いとも限りません。
例えばスタッフが辞めてしまった時、逆に新しいスタッフが入った時などは、患者さんをたくさん受け入れすぎてしまうことで十分なサービスの提供ができなくなり、患者さんの満足度を下げて結果的にリピート欲を低下させてしまいます。
また、院長のセミナーや勉強会などの前に患者さんの数を減らすことが必要な時もあります。
今すぐやらなければならない作業がある時に朝から晩までぎっしりの患者さんを診ていたら、急務の作業が終わらないなんてことにもなりかねません。
時にはこちら側の都合で患者さんの数をコントロールしなければならないことがあるのも事実です。


必要なのは患者数をコントロールすることができる力と気持ちの余裕
整体院の経営者に求められるのは、来院患者数をどんどん増やし続けることではなく、患者さんの数を自分の意識とモチベーションによって増やしたり減らしたりすることができる力です。
何十年間も患者さんをひたすら増やすことだけを考え続けていたら、治療家としての楽しさも経営の楽しさも忘れてしまうでしょう。
この余裕のなさが、院のトラブルや危機を招くものです。
そして必死になって患者さん集めに徹する姿は、患者さんにもしっかりと伝わります。
患者数を増やすことばかり考えているところに患者さんは集まりません。
整体院に来る患者さんはいつでもこちら側の余裕の部分に乗っかってきてくれるものです。
余裕のない経営者のところに患者さんはついてきてくれないのです。


いつでも患者さんがあふれ返っているばかりが良いとも限りません。
繁盛院の経営者は、患者数を時には減らすこともできます。
そして患者数をコントロールできるのは、気持ちの余裕がある経営者だけなのです。
四六時中患者数を増やすことしか頭にない経営者にはならないでください。