あなたの整体院に来る患者さんの中には、いつもニコニコ笑顔ではきはきと受け答えをしてくれる、いわゆる感じの良い患者さんもいれば、中には決して愛想が良いとは言えないようなリアクションの悪い患者さんも結構な数でいるかと思います。
こちらが何を聞いても反応が薄く、あまり自分に良いイメージを持ってくれていないのかな、と不安になることもあると思います。
ですが意外とそういう患者さんほど、こちらを信頼してリピートしてくれる患者さんになってくれたりするものです。


私がセミナーを開いている時でも、受講してくれる人の中に明らかにつまらなそうな反応をしてくる人がいましたが、いざセミナー後のアンケートを見てみると絶賛の感想文が書かれており、その後もセミナーに通い続けてくれているというケースがあります。

自己表現が苦手なタイプの患者さんがいる

こちらが発信したことに対してのリアクションが悪い人の中には、ただ単に自己表現が苦手なだけで決してつまらない、興味がないと思っているわけではないタイプの人がいます。
嬉しい時に思いっきり嬉しい反応をしたり、人前で喜んで感情をさらけ出すのが苦手な人は、意外と多いものです。
患者さんの中にこのようなタイプの人がいた場合、初診の段階では不信感を持たれてしまったのか性格的に反応が薄くなってしまう人なのかを判断するのは困難ですが、2回、3回、5回とリピートして通ってくれることで、感情表現が苦手な患者さんなのだなと認識することができます。
患者さんの感じが悪い、リアクションが悪いということが、必ずしも院や自分への不満の現れだと結びつけることはできないということです。

患者さんは初診で治療家の性格を決めつける

では、治療家の方が感情表現が苦手なタイプの人だった場合にはどうでしょう。
初診で患者さんと接する時に無表情で、話し方も暗く、なんだか怒っているのかな?と感じ取られてしまった場合、患者さんは治療家のことを「感じの悪い先生」だと決めつけます。
患者さんは一度苦手な先生だな、と思うと、リピートになる可能性はほぼなくなります。
治療家が患者さんの性格を見極めるのに数回かけられるのに対し、患者さんは初対面であなたの性格を決めつけようとするのです。
もちろんあなたと何度か接していれば、「あ、この先生は感情表現が苦手な性格なんだ、怒っているわけではないんだ」と分かってもらえる機会があるかもしれません。
しかしその前に、多くの患者さんはあなたの前から去っていってしまうでしょう。

治療家は性格を変える、表情を無理してでもつくる必要がある

患者さんの、笑顔が苦手、喜ぶのが苦手、リアクションが悪いという性格に関しては、こちらでそういう人なんだと理解してあげることが大切です。
しかし患者さん側に同じような理解を求めることはできません。
よっぽど心の広い患者さんでなければ、あなたの感情表現が苦手な性格を受け入れようとなんてしてくれません。


ではどうすれば良いのか? そういう性格を克服していかなければなりません。
ニコニコ笑顔で患者さんと話ができる、感じの良い先生に絶対にならなければならないのです。
「そういう性格だから仕方がない」という諦めは、治療家側には通用しないと考えましょう。
たとえあなたに怒っているつもりがなくても、患者さんが怒られていると感じたらそれは怒っているのと同じことです。
楽しく仕事をしているつもりでも、つまらなそうに見えてしまったら院の雰囲気が悪くなります。
感情表現が苦手な性格の人がいるのは事実ですが、治療家や経営者の立場では、それが通用しないということを覚えておかなければなりません。


表情の管理も、立派な成功への対策です。
むしろまわりの環境をいくら完璧に整えても、自分自身が感じの悪い雰囲気をつくり出してしまっていては全てが台無しになってしまいます。
初診の段階で「この先生は話しやすい良い先生だな」と思ってもらえるような表情づくり、話し方の研究をしてみてください。