患者さんが整体院を利用する理由は人によって異なりますが、ほとんどの人が、腰痛や肩こり、その他の体の痛みや不調を取り除くために来院していると思います。
「今日は暇で行くところがないし、とりあえず整体院に行こうかな」なんてコンビニ感覚で整体院を利用する人はあまりいませんよね。
必要だから、仕方がないから整体院に行く、というのが整体院では当たり前なわけです。
しかしこの感覚を、「行きたいから行く」という感覚に変えることができるかどうかが、多くの患者さんをリピーターにできるかどうかの分かれ道となります。

仕方がない出費と自ら望んで支払う出費

私たちは、必要なもの、仕方がない出費に関しては必要最低限に抑えたいと思っています。
例えば、ガソリン代は安ければ安いほど嬉しいし、毎月支払う年金や健康保険の出費はもやもやしながら払っていたり、携帯代や車検代なども仕方がない支払とはいえ喜んで払う人はいないと思います。
しかしその一方で、美容院でのトリートメントに1万円かけたり、高いお金を払って子供に習い事をさせたり、少し高くても自分の欲しい服やバッグを買ったり、たまにはお金をかけて旅行に行ったりします。
同じ出費の額でも、その理由によって満足度は大きく変化しています。
必要なものにはそれが必要だと分かっていても仕方なくお金を払うし最小限の出費に抑えたいと思っているけれど、自分が欲しいものややりたいことには、なくても良いものなのに自ら望んで高いお金をかけられるものなのです。

整体院に通う理由も「仕方がない」ものから「行きたい」に変える

これを整体院に置き換えると、体が痛くて生活に支障が出てしまい、その不調を改善するために来院する患者さんは、整体院への出費を「必要で仕方のないもの」だと思っています。
しかし、この必要であるもの、必要でしかないものであるという整体院の位置づけを、「欲しい、行きたい」という思いに変えることができれば、患者さんは自然とリピーターとして生涯顧客になってくれます。
仕方がなく整体院に通っている患者さんは、痛みが取れたら当然整体院に通うことをやめます。
なかなかリピートにつながらないという整体院は、患者さんの満足度が足りないことが大きな要因となっているケースが多いのです。

治療以外で患者さんを満足させることの大切さ

ではどうやって患者さんの気持ちを「仕方がない」から「行きたい」に変えていくのか?
それは今まで話してきた、様々な患者さん目線のサービスです。
最低限の治療をしているだけでは、患者さんの心を動かすことはできません。
治療以外の面で、患者さんの気持ちに寄り添ったサービスや、先生個人として患者さんに尊敬され信頼されることができた時に、患者さんはもっとこの整体院に通いたい!と強く思ってくれるようになります。
整骨院に通うことで体だけでなく心も楽になる、楽しい気持ちになる、癒されるなど、患者さんを喜ばせるサービスの提供の積み重ねが、患者さんが整体院に通うことをためらわない環境をつくり出します。


患者さん「必要だから仕方なく整体院に行ってお金と時間を使う」という思いを、「行きたいから行く、喜んでお金や時間を使う」という思いに変化させるためのサービスを追及していくことが大切です。