整体院の理想の姿は、多くの患者さんに「来るだけで元気になる」と思ってもらえることです。
そのためにはスタッフ全員の明るく元気な対応、笑顔、気配り、居心地の良い空間づくりなど、細かいところまで様々な対策を行うことができます。
しかし、これらのことは当たり前な対策ともいえるものばかりで、それをやったからといってこれだけで必ず繁盛店になれるわけではありません。
もちろん当たり前のことを当たり前にできない整体院は、厳しい生き残り戦争を勝ち抜いていくことはできません。
ただ、やはり当たり前のことだけでなく、もっと患者さんの満足度アップにつながる何かを次々と仕掛けていく必要があることを忘れてはいけません。

患者さんの名前を呼ぶ整体院は生き残る

私がおすすめの対策の一つに、できるだけ患者さんの名前を呼ぶ、というものがあります。
これはどの整体院でも今すぐ取り入れることができるほど簡単な対策なのですが、意外にも実際に徹底できている院はごくわずかです。
私たち院側にとって患者さんは、1日に何人も来院するうちの1人でしかないかもしれませんが、患者さんにとっては違います。
身体や心の癒しを求めるたった一つの存在が、あなたの整体院かもしれません。
つまり患者さんにとって数ある整体院の中から選んだそこは、特別な空間でなければならないのです。

名前を呼んで特別感を提供する

その特別感を提供する方法として有力なのが、患者さん1人1人をしっかりと名前で呼ぶことです。
私の知っている繁盛店に、患者さんが玄関から入って受付に来るまでの間に、必ず患者さんの名前を把握して「こんにちは○○さん」と声をかけることを徹底している整体院があります。
「こんにちは」と、「こんにちは○○さん」では、特別感に大きな差が出ることは明らかです。
名前をしっかりと呼んでもらえることで、患者さんは丁寧に扱われている実感をすることができます。
たったこれだけで、患者さんの満足度に大きな差が生まれていくものです。

名前を呼んでコミュニケーションを取る

もし受付までの間に名前が分からなかったら、診察券やカルテで確認した後にでも、「○○さん、お身体の調子はどうですか?」などと声をかけることができます。
患者さんの名前を呼ぶ機会が、施術室に呼ぶ時や会計の時しかないという整体院が多いことにとても驚きます。
患者さんは、いつでも院側に特別に扱われたいと思っています。
全ての患者さんに元気や笑顔を提供するだけでは、特別感を感じるまでには達しません。
そこで名前を呼んで患者さんとのコミュニケーションを図ることで、患者さんははっきりと自分の丁寧な扱われ方を感じることができるのです。


一度の来院で患者さんと接する時間には限りがあります。
その限られた時間の中でいかに患者さんの心を満足させるか、その方法の一つとして患者さんの名前を呼ぶことを徹底してみてください。
入ってきた瞬間にすぐ「○○さんこんにちは」と声をかけてもらえたら、多くの患者さんは感動してくれるでしょう。
その一言が大きな効果となって、1人でも多くの患者さんが生涯顧客になってくれるかもしれません。