患者さんとの信頼関係が整体院の経営を支えることは何度も繰り返して伝えてきましたが、それと同時にスタッフとの信頼関係も経営に大きく影響します。
今は経営者として上に立つ立場の人も、以前は誰かの下について働いていた時期があると思います。

もちろん私も、経営者になる前は普通に雇われて働いていました。
その時にどんなことを思いながら働いていたか、上の立場の人にどんなことをされたら嬉しかったか、反対にどんなことをされたらやる気がなくなったかなど、自分の経験を生かしながらスタッフとのコミュニケーションを取ることで、スタッフとの信頼関係が築けるようになると思います。

スタッフのミスは経営者が責任を取る

基本的にどんな失敗でも、最終的には経営者が責任を取ることがとても重要です。
残念ながら面倒なことはスタッフに押し付けるやり方をする経営者は、昔から一定数いるものです。
自分は偉い、働かせてやっているんだという傲慢な気持ちから、大変なことや面倒なことを避ける経営者が誕生します。
スタッフがいないと、今の経営がどうなるのか?
スタッフがいなくても完璧にやっていけるようなら、スタッフを雇う必要はありません。
助けてほしい、手を貸してほしいという思いでスタッフを雇っているのであれば、スタッフはいわば自分の夢の実現をサポートしてくれている大切な仲間です。


その気持ちを持ち続けることができれば、スタッフが招いたミスの責任をスタッフに取らせるなんてやり方は間違っていることに気付けると思います。
あなたのために働いてくれているスタッフのミスは、あなたがカバーしてあげましょう。
そうすることで、スタッフは安心して働くことができますし、その結果ミスをすることも少なくなるのです。

頑張りを認めてあげる

雇われて働く立場の人間は、自分を評価してくれる機会が少ないとやる気はどんどんなくなり、必要最低限の働きしかできなくなります。
スタッへの評価は、頑張りに対する報酬や直接言葉で伝えることで、初めて本人に伝わります。
頑張った分だけ評価されると、当然もっと頑張ろうという気持ちが生まれます。
頑張ったことを認められて嬉しい気持ちになるのは、スタッフも経営者も同じです。
もっとスタッフに頑張ってほしいと思うのであれば、頑張ったことを評価する制度をきちんと整えておきましょう。
頑張っても頑張っても何もアクションがない職場で、スタッフの向上心を育てることは到底できません。

スタッフの夢を導く

スタッフとの理想の関係は、経営者もスタッフも同じ夢を抱いているということです。
何のために仕事をするのか、目指す整体院の姿はどんなものなのかを、スタッフにしっかりと伝えてください。
その上で、一緒に頑張っていこうという思いをどれくらい伝えられるかで、優秀なスタッフが育つかどうかが決まってきます。
あなたの夢を一緒に目指してくれるスタッフを見付けるためには、あなたの熱意や行動でスタッフの夢も導くことです。


一緒に働くスタッフの気持ちを考えることのできる経営者は、スタッフに信頼され、その結果スタッフのモチベーションが向上してより良い経営を行っていくことができます。
患者さんの立場に立って様々な経営方法を考えるように、スタッフの立場に立って職場環境を整えることも非常に重要な経営者の仕事だと思います。