整体院の経営が軌道に乗り、安定した経営が続く時、さらなる成長を目指して行うのが分院展開です。
最近では整体院の分院展開は増加傾向にあり、今後もさらに増えていくことが予想されます。
やはり厳しいこの業界を生き残り続けるためにも、分院をつくって売り上げを伸ばすことや、様々なジャンルや地域の患者さんのニーズに応えていくこと、事業を拡大して広げていくことは、大きな武器となることは間違いないでしょう。

分院展開成功のカギは分院長選び
しかし、分院展開には大きなリスクも潜んでいます。
分院展開の際に最も重要となるのが、分院で働く院長を誰に任せるか、ということです。
とても信頼できる優秀な人材に分院を任せなければ、分院展開は絶対にうまくいきません。

また、どんなに優秀な分院長でも、その人が抜けたとたんに経営がうまくいかなくなり、分院の撤退を余儀なくされるというケースは珍しくありません。
これは営業会社でも同様で、小さな営業会社は数人の敏腕営業マンによって成り立っていることが多く、その人が抜けるだけでたちまち経営が悪化してしまうというものです。

つまりどんなに優秀な人材でも、その人に全てを任せるようなやり方ではどうしてもリスクが高くなってしまうということです。
あくまで分院も自分が主導権を握り、あなた自身の力で大きく拡大させていく意識を常に持たなければなりません。

分院長のモチベーションを保つために

最初はやる気満々だった分院の院長も、数年でモチベーションが低下して分院の危機が訪れることはよくある事例です。
なぜ分院長のモチベーションが低下してしまうのか?

その理由は

・意見の相違
・給料への不満

が主な要因となっている場合がほとんどです。
最初は同じ方向を向いて頑張っていたはずなのに、いつの間にかお互い目標が別のものになってしまうことがあります。
これは分院長に多くを求めすぎてしまったり、高いレベルの押し付けを続けたことで起こりやすい失敗です。
分院で起きた失敗やトラブルも、基本的には自分で背負わなければなりません。
分院長に対しての気遣いも、経営者の大切な役目の一つです。
給料に関しても、頑張ってくれた分だけの報酬を与え続けなければ、分院長のモチベーションを長い間保つのは難しくなります。
特にお金の話は、お互いが納得できるまで最初にきちんと話してルールを確立させておくことが絶対条件です。


ここで分院長をやりたい!
分院展開を考える時には、優秀な人材にそう思わせる制度が必要です。
勢いで分院展開をしてしまうと、分院長とのトラブルが生じて経営が悪化するケースが後を絶ちません。
そうならないためにも、分院の人選は特に慎重に行いましょう。