私が運営しているプロ治療家向けのテクニックスクール『セラピストスキルアップ実践会』でも、あることを積極的にする治療家とあまりしない治療家に分けられることがあります。
それは、「メモを取る習慣があるかどうか」ということです。
こちら側の話に耳を傾けながらも手元は常にメモのために動いているような人と、メモを全くといって良いほど取らない人がいます。
優れた治療家、優れた経営者に多いのは、断然メモをよく取るタイプの人です。

生活の中に転がる様々なヒントを多くの人が見逃している

経営者として長く成功し続けるためには、様々な新しいことを常に取り入れる姿勢が大切になります。
しかし、新しいアイデアはそう簡単には浮かびません。
いざ何か新たなことを始めようとした時に、具体的な策がなかなか思い浮かばないことはよくあることです。
しかし、実は日常生活の中に新しいアイデアのヒントはたくさん転がっています。
普通の主婦の人が痒い所に手が届くような商品を開発して大ヒットにつながった例が過去に何度かありました。


そのような大ヒット商品がどのように生まれたかというと、毎日している家事の中で不便だな、ここがこうならもっと効率良くできるのにな、という実体験に基づいた商品のアイデアだったと言います。
多くの人が同じような不便さを感じていたからこそ、商品が飛ぶように売れたわけですが、ほとんどの人はこの不便さを毎日スルーして過ごしています。
不便だな、と感じてもそれを当たり前のことだと思って特に気に留めません。
そうやって新しいアイデアのヒントを、平気で見逃してしまっているのです。

メモは困った時にあなたを助けてくれる

生活の中で感じたこと、起こったことなどをメモに取る習慣があると、そのメモ帳は新たなアイデアを生み出すきっかけが詰まった魔法のような一冊になります。
忙しい毎日を送る中で、人間の記憶はどんどん書き換えられていってしまいます。
その時にどう思ったか、どんなことがあったか、後から思い返すのは自分が思っている以上にとても難しいことなのですが、メモがあれば一発でクリアすることが可能になります。
自分で感じたことは常にメモを取る、ほかにも本やネット、テレビなどから得た面白い情報や興味深い情報をメモする、この積み重ねが困った時のあなたを助ける大きな材料となるのです。

メモを取るだけで記憶の正確性は倍増する

セミナーや、立場が上の人から話を聞く時などは、メモを取る手が止まらないくらいで良いです。
耳で聞いているだけでは、いくら良いアドバイスをもらってもそれをなかなか自分のものにすることができません。
すぐに忘れてしまったり、一部が欠けてしまったり、記憶があいまいになってしまうことが多いからです。


しかし、メモを取ることでその問題は簡単に解消されます。
メモは後からいくらでも見返すことができるので、大切な情報は必ずメモに取って形に残しておくべきなのです。
また、メモを取りながら話を聞く姿勢は、それだけ熱心に問題に取り組んでいる、自分の情熱が相手に伝わりやすくなって好感をもたらします。
逆にメモを全く取らないと、本当にやる気があるのかな?ちゃんと分かっているのかな?とあまり良くない印象を与えてしまう恐れがあります。


メモを取る、という行為は、文字が書ければ誰にでもできます。
そんな簡単な行為を面倒くさがったり、あえて省いたりしていては、やはり経営者としてまだまだ足りない部分があると感じます。
今すぐ始められるメモを取る習慣で、経営に大いに役立つあなただけの魔法のメモ帳をつくり上げていきましょう。