私は少し前まで、仕事のことを夢中で考えていたら気付くと朝になっていることが時々ありました。
昔から睡眠時間はあまり重要視しておらず、寝なくても元気に活動できるタイプの人間だと思います。
しかし、最近はこの睡眠時間に対する向き合い方を改めようと、できるだけ6時間の十分な睡眠をとる生活を心がけるようにしています。
忙しい時期などはもう少し睡眠時間が短くなってしまうこともありますが、2~3時間の睡眠時間が何日も続くという生活スタイルは意識してなくしました。

起きている時間が長いことで安心していた以前の私
1日は24時間、これは全ての人に同じ条件で与えられています。
だからこそ、この限られた時間の中でたくさんのことを学び、仕事のために費やした時間が長ければ長いほど良い、仕事を成功させることができると思っていました。
以前の私は寝ている時間がもったいないと思い、短時間睡眠の習慣からしっかり寝る習慣に切り替える時は気持ちがそわそわして落ち着きませんでした。


しかし、十分な睡眠をとるようになって、大きく変わったことがあります。
それは日中の仕事のはかどり具合ややる気のアップ、そしてなにより精神的な安定です。
睡眠不足が続いていた頃は、些細なことでイライラする場面が多かったように思います。
誰に強制される訳でもなく、好きで寝る時間を削り仕事をすることで満足していたつもりでしたが、睡眠不足は確実に心の余裕を奪っていたようです。
睡眠時間を確保するようになって初めて、そのことに気付くようになりました。

自分が健康でなければ他人の健康に口出しできない

健康のために睡眠が大切だということは、当たり前のこととして多くの人に認識されているでしょう。
私たち治療家は特に、人に健康を与える仕事をしています。
不健康な人に健康のことを語られても、説得力がありませんよね。
太っている人に、「○○をするとやせるよ!」と言われても、何も響かないでしょう。
人に健康をアドバイスする立場の人間として、自分の健康を考えることは想像以上に重要なことです。
そのためには食事を変えるより、運動を始めるより、十分な睡眠をとることが、誰でもできる手っ取り早い健康法でもあります。

睡眠はリーダーに必要な心の余裕を生み出す
そして体力的な面ももちろんですが、私は睡眠の効果は精神的な面により大きく現れると実感しました。
徹夜続きの人で、日中常に笑顔でいられる人はほとんどいません。
笑顔のつもりでも心から笑えていなかったり、ちょっとしたことで感情的になりやすいのが睡眠不足の影響として現れやすいものです。
自分ではうまくやっているつもりでも、スタッフや患者さんには意外と簡単に見抜かれます。
人の上に立つ立場の人間として、あらゆることに感情的になってしまうのは良くないことです。
心を落ち着けて対応しなければならない場面で、睡眠不足は冷静な判断を奪いやすくなります。
十分な睡眠は、笑顔でいられる時間を増やしてくれる方法です。
心の余裕が生まれることで、自然と仕事も上手くいくようになったり、院の評判が上がったりしてプラスの利益をもたらしてくれるのです。


私も少し前まではそのことに気付けず、寝てない自分に安心すら感じるほどでした。
しかし、よく寝る生活を続けてみると分かります。
体の調子がとても良くなり、毎日の生活にハリが出ます。
注意力が高まって思考もはっきりすることで、今まで気付けなかったことにも気付くことができるようになるかもしれません。
睡眠を甘く見ず、寝ることも大切な仕事の一環としてとらえて、余裕のある経営者になりましょう。