完全予約制でない限り、整体院では必ず「混んでいる時間帯」と「空いている時間帯」というのが存在すると思います。
あなたは自院の時間帯別に見る来院数をどれくらい把握できていますか?

例えば、毎日午前中と夕方の時間帯が混みやすい、毎週金曜日だけは遅い時間に患者さんが集中する、午後の早い時間帯は比較的空いているなど、院によってどの時間にどのくらい混む、どの時間が空いているというのは、場所や患者さんの客層などによって大きく異なる部分です。
患者さんの流れは、時間帯によって大きく変化するもので、これを把握することであなたの院に効果的な戦略が見えてくると思います。

毎日の時間帯別に見る患者さんの分析をできるだけ丁寧に行ってみて、あなたの院の特徴をしっかりとつかんでください。
そして時間帯別の患者数の分析を、様々な方法で生かしてみましょう。

空いている時間を公開する

最も簡単な方法は、何曜日のどの時間が空いているか、待ち時間が短くて済むかを患者さんに教えることです。
ホームページや院内のポップなどで、比較的空いている時間帯の公開を行いましょう。
するとその時間に患者さんが流れ、来院数を分散化することが期待できます。
仕事や用事などで混んでいる時間帯にしか行けない患者さんばかりではなく、なんとなくこの時間に行ってみよう、と来院時間を適当に決めている患者さんも必ずいます。
時間をずらすことができる患者さんは、空いている時間の情報があればそちらに流れてくれる可能性が高いのです。
院にとってもそれはありがたいことですし、患者さんにとっても待ち時間の短縮につながって一石二鳥です。
空いている時間を公開する際には、特に混む時間の公開も一緒に行うのも良いでしょう。

空いている時間帯に特別なサービスを実施する

空いている時間帯に限定のサービスを行うことで、その時間帯の集患に役立てることもできます。
よく居酒屋などが17時から19時まではドリンク半額サービスなどを行うのと同様で、最も効果が期待できるのが割引サービスでしょう。
『○曜日の○時限定で500円割引サービス』など、混んでいる時間帯と空いている時間帯の差が大きすぎる院では、思い切って特別なサービスを考えてみると良いでしょう。

スタッフのシフト作成に生かす
空いている時間に多くのスタッフがあふれている状態では、逆に作業効率が低下したり、客観的に見ている患者さんからも暇な整体院というイメージを持たれてしまうかもしれません。
反対に、忙しい時間帯にスタッフが不足していると、患者さんの待ち時間をより長引かせてしまうことにもなりかねません。
時間帯による患者数の分析は、スタッフのシフト作成にもしっかりと生かすことで、院にとっても、スタッフにとっても、患者さんにとってもメリットとなるのです。


もちろん、例外的に普段は空いているはずの時間が混んでしまったということもあるでしょう。
混んでいる時間帯、空いている時間帯というのはあくまで目安にすぎませんが、より丁寧に分析することで、信用度の高いデータを得ることができます。
なんとなくこの時間帯が空いている気がするから、という中途半端な戦略の導入は危険です。
患者さんになるべく確実な情報を提供できるよう、しっかりと分析を行うことが重要なのです。