長年にわたって数々のヒット曲を世に送り出したり、大胆な戦略で話題を集めてきた、音楽プロデューサーの秋元康氏。
そんな秋元氏の言葉には、経営者が見習いたい数々の名言が存在しています。

「記憶に残る幕の内弁当はない」

人気のあるおかずばかりを集めただけの幕の内弁当は、かえって個性や特徴が失われて食べた人の記憶に残りません。
それと同じように、誰にでも好かれるような戦略や企画は、誰の記憶にも残らず話題になることもありません。
秋元氏は、100人のうち1人にしか刺さらないものをつくること、ある世代だけでヒットするものをつくること、それによってそのことが大きな話題となってほかの世代に広がっていくと考えています。
最初から全ての人に受け入れられることばかりを考えていても、それで大きな成功はつかめないということです。
次々にヒット作品を連発させ続ける秋元氏の戦略には、このような考え方がベースになっています。

「過去にヒットしたものの中から次のヒットを探していては、バットに当たることはあってもホームランはあり得ない」
つまりまわりと同じことばかりをやっていて、繁盛店を築くことはできないということです。
経営の世界には、先行者利益というものがあります。
新たなジャンルのことをまず最初にやった人が大きな利益を得ることができるという仕組みです。
そしてこの先行者利益を勝ち取ることができるのは、誰もやっていないことをやった人だけなのです。
多くの人は、誰もやっていないことには手を出しません。
失敗が怖いし、誰もやっていないということはそれが良くないことだと決めつけてしまっているのです。
秋元氏は昔から、まわりからいくら無理だと言われても、自分ができる、やってみたいと思ったことはどんどんやり続けてきています。
だからこそ、長い間その地位を守り続けることができているのでしょう。

「嫌われる勇気を持って自分を出さなければ、人に好かれることはない」
経営者は、人から嫌われる勇気を持つ必要があります。
人の上に立つ立場の人間は、どうしても厳しい指導や決断をしなければならない時があるのです。
嫌われることを恐れていては、会社にマイナスの決断しかできなくなります。
きちんと筋の通った嫌われ方をすれば、最終的には人から好かれる経営者になれます。
成果を出すためには、人に好かれようとする考え方を捨てなければなりません。
それが結果的に自分にとっても相手にとってもプラスになります。
人望のある人は、結構人に嫌われているとも秋元氏は発言していたことがありますが、本当にそうだと思います。
一瞬孤独になる覚悟を持たなければ、経営者として大きく成長することはできません。


秋元氏の言葉には、経営者の刺激になる言葉がたくさんあります。
自分を変えることができるのは最終的には自分しかいません。
経営者としての覚悟は、あなたが経営者でいる以上持ち続けなければなりません。