整体院の経営が儲かってはいけないという考えを、いまだに捨てきれない経営者は大勢います。
整体院が儲かるということは、体の調子が悪い人の数が多いことと常に隣り合わせの関係にあるため、どうしても罪悪感を抱いてしまいやすいものです。

なぜ整体院の繁盛に罪悪感を抱いてしまうのか?
自分の整体院を繁盛させたいと思う時は、体の調子が悪い患者さんをたくさん集めなければなりません。
整体院の儲けを考えるということは、体の調子が悪い人を歓迎し、積極的に患者さんを集めるということになるため、そこに違和感を持つ人は少なくないでしょう。
整体院の役目は体の痛みや不調を改善して患者さんの体の調子を良くすることなのに、実際は患者さんが不調を訴えてくるのを待っていることになり、なんとなく整体院は繁盛してはいけない、儲けてはいけないという考えを根強く持ってしまう経営者が多いのです。

腕の良い治療家の整体院ほど繁盛しないはずだ、と信じて疑わない経営者もいます。
しかし、この考え方では自院を繁盛させることも、たくさんの人の体を治すこともできないということに気付く必要があります。

なぜ儲かることへの罪悪感を捨てる必要があるのか?

儲からない整体院が良い整体院なのでしょうか?
整体院が儲かることはそんなに悪いことなのでしょうか?
私はこの考え方を改めてから、より多くの人に「ありがとう」「楽になった」「諦めなくて良かった」などと感謝の声をかけていただくことが増えました。

それはなぜかと言うと、整体院の数が増え続ける一方で、体の痛みや不調をどうやって治せば良いのか、どこに相談すれば良いのかを知らない人が圧倒的に多いという現実があるからです。
ほとんどの人は、自分の体の痛みの治し方を知りません。
熱が出れば内科に行き、花粉症が辛い時は耳鼻科に行きますが、例えば重いものを持って腰が痛くなってしまった、日々のデスクワークで肩や首のこりが辛いなどの時に、整体院へ行けば悩みが解消されるということを知らない人が多すぎるのです。
その結果、体の不調は長期間放置され、症状がどんどんひどくなってしまったり、なんとなく体に痛みを感じたまま毎日を過ごすことが当たり前のようになってしまいます。

「ここに整体院があります」
「あなたのこんな悩みを解消します」
「こんな時は当院に足を運んでください」

このようなアピールが、体の不調を抱える人にとって生活を改善する手助けになるのです。


整体院が多くの患者さんであふれ返っている様は、決して罪悪感を抱くようなことではありません。
より多くの人があなたの整体院を活用し、体の不調を良くすることができている証拠なのです。
もちろん症状が改善されれば、患者さんは来なくなります。

しかし再びどこかが痛み出した時にまた自分の院を利用してもらえたり、今まで我慢していたような症状の時にも相談がてら立ち寄ってもらえたり、口コミで多くの患者さんを呼び込んでくれたりと、患者さんを治すことが患者数の減少には必ずしもつながりません。
繁盛のために行うあれこれは、患者さんのためにもなっているのです。
そうでなければ、何年もの間繁盛院を維持し続けることは到底できません。
儲けのことだけを考えた経営で繁盛できるほど、甘い世界ではありません。
繁盛院をつくり上げるための様々な行いは、必ず患者さんのための行いなのです。


だから、整体院が繁盛することに必要以上に罪悪感を抱くのはやめましょう。
整体院が儲かるのは悪いことではありません。
患者さんのことを思っているからこそ、そこの整体院が繁盛することができるのです。